幼い頃、大好きだった人に言った言葉。
「う、うるせー! ジイちゃんが強すぎるだけなんだよ!! それに俺、将来は絶対にジイちゃんみたいに強くなってやる!!」
大好きだった人の突然の死。
そこから先は、胸が焼けて鋭い刃物で切り裂かれそうな気分を味わった出来事だった――――――と記憶に残っている。
後に師匠とよぶ女性との出会い。
「あたしの事はベスと呼んで、エリザベスって呼んだら絶対に承知しないから」
志を共にする仲間。
「あっはっはっは! いい気味よ、櫻。ブラン、ヌワール、ズリ! もっとやっちゃいな」
「僕はお前に、借りを返しきれていないからな」
「……私は…もう、二度、と…人を……殺し、…たく、ない、の…」
「僕は、あの貪欲にまみれた家を自ら捨てたんです。家人もろともね」
「わしは、わしじゃよ。それ以上でも、それ以下でもないからの」
縁ある人物との再会。
「まさか、お前が生きていたとはな…。明日、雨の代わりに竹槍でも降ってくるだろうな」
「はっ、その台詞、そっくりそのままお前に返してやるよ」
己の過去を知る者との因縁。
もう一つの『真実の鍵』、ここに開幕。
Otto Spade coming soon...